2008年9月20日

紅茶専門店Anna Maria 店主のお茶の履歴書 -日々、お茶と共に-                     第1回 中国料理を通して -中国茶との出会い- 

 

                           目 次

 

    第1回            中国料理を通して ―中国茶との出会い―

    第2回             主婦の憩いの時間に ―お茶はいつも正しく淹れて―

 第3回            UVA そして DIMBULA

 第4回            インド料理を通して ―スパイス入門―

 第5回            園芸と農業(1) ―一人だけのティータイム―

 第6回            園芸と農業(2) ―岐路 もしかしたらガーディナー

 第7回    シンガポール時代(1)  ―料理のこと―

 第8回             シンガポール時代(2) ―紅茶のこと―

 第9回              シンガポール時代(2) ―中国茶のこと―

 第10回              ウバの正体を知る

 第11回              静岡の緑茶と静岡の紅茶について

 第12回      米国フィラデルフィア美術館 ―茶室「寸暇楽庵」見学― 

 第13回           本物のインド紅茶との出会い ―ダージリンの奥深さを知る―

 第14回           本物のスリランカ紅茶との出会い ― とうとうゲット 最高のウバ

 第15回    ロンドン研修 The Lanesboroughでの7日間

 第16回            登録商標「紅茶専門店Anna Maria ―名前の由来―

 第17回               終わりに 垣間見た歴史 ―紅茶を通して―

 

 

第1回  中国料理を通して ―中国茶との出会い―

  

もう40年ほど前、東京神田の中国料理店より料理の会の誘いがありました。 一ヶ月に一度、先生が作り方を実演し、生徒はテキストを参照しながら料理の作り方を見学し、最後は楽しい試食会という趣向でした。 当時、中国本土では文化大革命によりブルジョア的なものは排斥され、高級料理も例外ではなかったようでした。 そのため、料理人の中には香港などに逃亡する人があったようで、その中国料理の会の講師も例外ではなく、詳しい事情はわかりませんが、香港から日本人にスカウトされて来日したようでした。 来日されたばかりのようで日本語を話せませんので、通訳がついての料理講習会でした。

 

当時、スパイスのきいた料理は一般的ではなく、料理が始まると、強い熱で炒められた生姜,葱、にんにくの香りにみんな涙を流し、セキこんでしまいました。 料理と一緒にでるお茶は茉莉花茶(ジャスミン茶)でした。 当時は一般的に香りのついた中国茶は好まれませんでしたが、私はジャスミン茶が大好きでした。 このころの高級中国料理店では、必ずジャスミン茶が出されましたが、ジャスミン茶はもちろんウーロン茶もまだまだ一般的ではなく、中華街は別として普通の店で見かけることはありませんでした。 その中国料理の会には3年くらい通ったと思います。

 

2008年9月 9日

紅茶専門店Anna Maria 店主のお茶の履歴書 ―  日々、お茶と共に  ―

 

「趣味が高じてお店を開いたのですか?」

 

といった意味のことを日々お客様に尋ねられます。

 

「私は紅茶の研究家ではありません。 趣味が紅茶でもありません。 私の毎日の生活の中に紅茶も含めてお茶があったのでした。 専業主婦の生活からある日突然店を開いたのですが、お茶は私の日常に根ざしたものであったので、店を持ち、営業することはそれほど大変ではありません。」

 

今まで、このような説明だけで済ませていましたが、ホームページを開設しましたので、紅茶専門店Anna Mariaの店主として、店主のお茶とのかかわりについてもう少し詳しくお話させていただこうと思います。 

 

内容は以下の通り17項目あります。 各項目について、不定期となりますが日曜日に更新させていただきます。 第一回は9月21日の予定です。

 

第1     中国料理を通して ―  中国茶との出会い

第2回     主婦の憩いの時間に ―  お茶はいつも正しく淹れて

第3回     UVA そして DIMBULA

第4回     インド料理を通して ―  スパイス入門

第5回     園芸と農業(1) ―  一人だけのティータイム

第6回     園芸と農業 (2) ―  岐路 もしかしたらガーディナー

第7回  シンガポール時代(1) ―  料理のこと

第8回     シンガポール時代(2) ―  紅茶のこと

第9回      シンガポール時代(3) ―  中国茶のこと

第10回   ウバの正体を知る

第11回 静岡の緑茶と静岡の紅茶について

第12回 米国フィラデルフィア美術館 ―  茶室「寸暇楽庵」見学

第13回 本物のインド紅茶との出会い ―  ダージリンの奥深さを知る

第14回 本物のスリランカ紅茶との出会い ― とうとうゲット 最高のウバ

第15回 ロンドン研修 ― The Lanesboroughでの七日間

第16回 登録商標「紅茶専門店Anna Maria」 ―  名前の由来

第17回 終わりに  垣間見た歴史 ―  紅茶を通して

 

2008年7月 1日

紅茶専門店Anna Mariaの経営理念

英語勉強を通して

 

私は結婚して以来専業主婦をしていたのですが、20年ほど前、必要に迫られ独学英語勉強することになりました。 教材はたまたま机の上にあったダイナースクラブの会員誌の広告で見た「Executive English-経営者のための英語-」というカセットテープと教則本のセットに決めました。 ビジネス教則本でしたが、内容一般なものであり、聞いたり読んだりしていれば英語の力がつくだろうと思ったのです。

 

内容はアメリカのビジネス界で成功した人たちのサクセスストーリーでした。今日のITのさきがけと言ってもいいNCR、IBM、あるいは鉄道、航空、石油、鉄鋼、銀行、証券、ファッション、サービス等さまざまな分野で活躍した人たちの大変興味深い、印象的な話で成り立っていました。しかしながら、それら英文教材のテープを聞き取ることは並大抵ではなく、時間を惜しみ、台所の洗い物をしながら何回もテープを巻き戻し、それから又聞きなおしては英語の教則本で確認するという作業の連続でした。ですから、しまいにはテープがよじれたり、水にぬれてしまったりと大変な思いをしました。 当時はCDがまだ開発されていなかったので、カセットテープはヒアリング勉強に大いに役に立ちました。

 

さて、そのようにして2年から3年くらい英語勉強を続けたと思いますが、ある時、ふと経営ということに思いが至ったのでした。 自分自身分類すると芸術方面にあたると思っていましたので、経営に対して思いが至ったということは、私にとっての転換あるいは未知分野視野が開けた瞬間だったと申せます。

 

勉強しながら気が付いたことは、全ての経営共通するのは不断努力、粘り強さ、勤勉さでした。 ですが、面白いことに、あることが成功したのは必ずしも綿密計算に基づく結果ではなかった、とか、成功本能な勘やひらめきによるものだったとも述懐していました。 私はこのような成功者の体験を知るうちに英語勉強をしながら、図らずもビジネス勉強をしていたのでした。 それもそのはず、私が選んだ英語教材は「経営のための英語」だったのですから。

 

 

経営者として

 

アメリカ成功した経営と言うと、合理なしたたかさでM&Aを繰り返すようなイメージがありますが、もちろんそういう面もあるにせよ、私が印象深く思ったことは、その中には信仰心の篤い人たちもいれば、福祉活動熱心に取り組む人たち ―篤志と呼ばれる人たち― も少なくなかったということでした。又、現役時代言動を恥とし、裁判沙汰になるようなことはするべきではなかったと後悔している経営もいました。 法を犯したり他者を傷つけるような経営の行く末は、今日でもメディアによって日常報じられている通りです。 経営芸術同様その人の心の内が反映されると申せましょう。

 

その国の福祉政策が貧困であったために篤志輩出したとか、当時宗教教えに忠実な人が少なくなかったとか、色々な理由があると思いますが、アメリカでのサクセスストーリーを思い浮かべる時、一般には一晩グローバルマネーにより大もうけしたような話が聞こえがちですが、世界に名を馳せずともこのようなCharitable Person 篤志― によるビジネス展開している人たちはアメリカのみならず、世界中に、そしてまた私たちの周りにも、いると思います。 真にマネーをグローバル展開できる資格のある人々はこのような方達であると信じています。

 

 

利益はあとから追いかけてくる

 

私が始めた紅茶専門サービス業に当たります。 このサービス業で成功した人達のなかで誰が言っていたか、或いは其の考えは共通した考えだったか今はもうはっきりと思い出せませんが、「サービスはお客様のためにある」といっているのです。つまり、お客様は何を必要としているかを常に考えていなければならない、どのようなサービスがお客様の満足度を最大限に引き出せるかということを常に最優先させているのでした。

 

このような経営たちがそれでは、実際にどのような行動により、其の理念実現したのでしょうか。 それは「言動一致」の一言で表すことができると思います。 客が望んでいると想像すればすぐにそれを実験してみたでしょうし、実にこまめに誠実に働いたのだと思います。 その思いが客に届き、顧客が増え、ビジネスは大きく膨らんでいったのでしょう。 はじめは損をしているように見えても、利益は後から追いかけてくる。― これは私がサービス業に対して得た教訓でした。

 

私が50歳を過ぎてから起業したとき、これらの経営理念は私のビジネス上のバイブルといっても過言ではなく、それはいつでも私の心の中にありましたし、現在でも其の通りです。 常にお客様を優先することは、しかしながら、客に媚びたりおもねたりすることとは違います。 常に正しいあり方で、可能な限り、客の要望に近づこうとする態度だと思います。

 

 

近江商人アメリカビジネス

 

私は東京生まれの東京育ちで、関西の事情については大変疎く、夫の実家のあるここ京都嵐山に住むまで、近江商人についてはっきりとは認識していませんでしたが、ある日、新聞で近江商人についての記事を読みました。わたくしが驚いたのは近江商人の商道徳というものが、あの私が勉強していたアメリカビジネスマン経営思想経営哲学共通していることを発見した時でした。近江商人は売り手買い手、そして社会、の「三方良し」という商道徳に基づいて商いをしていたということでした。

 

それは、サービスはお客のためにあると言い、又チャリティー福祉活動にも熱心だったアメリカのあの当時ビジネスマンと同じ考え方でした。 

 

 

媚びない、真似ない、ごまかさない

 

私は紅茶専門Anna Mariaの店主として、この「三方良し」を実現すべく、媚びない、真似ない、ごまかさない、の三つを肝に銘じて日々の業務に専念して行きたいと思っております。

 

以上紅茶専門Anna Maria の経営理念を申し述べさせていただきました。

 

 

次回予告

 

次回は私とお茶(紅茶日本茶、中国茶等)についての話を料理などのエピソードも交えながら述べさせていただきます。

 

紅茶専門のお茶の話というと、お茶の淹れ方、歴史などの話が一般ですが、紅茶専門店アンナマリアでは、経営理念で述べましたように、安易真似ないということをモットーとしております。 したがいまして、すでに皆様が何度もお聞きになっていたり、お眼にされているような一般紅茶専門のお茶の説明などではく、主婦暦30年以上の日々の中で私や家族体験してきたお茶(紅茶日本茶、中国茶、コーヒー)の話を述べさせていただきたいと思います。

 

2008年6月24日

ホームページ開設のご挨拶 -嵐山初の本格的紅茶専門店として-

紅茶専門アンナマリアのホームページへ、ようこそおいでくださいました。

弊店は2005年1月1日、京都嵐山に「嵐山初の本格的紅茶専門店」としてオープンいたしました。 

おかげさまで今年をもちまして4年目を迎えることができました。これもひとえに弊店を応援して下さいましたご近所、ならびに日本全国のご常連様の賜物と心より感謝申し上げます。

 

開店初年度より、京都の老舗、白川書院様の月刊京都」誌に折々紹介されてきましたが、開店4年も経ちますと、弊店に関する口コミなどにより、ご関心をお持ちの方もふえ、お問い合わせが多くなりました。 そこでこのたび、オリジナルホームページ開設することに致しました。ホームページでは、お客様のご関心疑問などにお応えすべく、店主のもっている経営理念、お茶のこと、お客様とのふれあい、その他いろいろなことを紹介させていただきたいと思っております。

 

嵐山は観光地でございますので、季節ごとの景観本当見事でございます。しかしながら、そのような観光案内的なものは観光パンフレット、その他で皆様がいくらでもお目にされるものでございます。従いまして弊店のホームページでは、紅茶専門アンナマリア らしい情報発信してゆきたいと思っております。

 

終わりになりましたが、弊店とお取引いただいている各業者様、いつも良質品物を納めて下さいましてありがとうございます。 今日に至るまでお取引業者様達とのトラブルなどは一切無く、本当感謝申し上げております。 良質材料を仕入れられてこその、本格的紅茶専門と申せます。 今後とも末永くお付き合いのほどお願い申し上げます。 又、開業前、開業後から今日にいたるまで、多くの方々からお励まし、ご支援、ご援助をしていただきまして、なんとか4年目を迎えることができました。 お一人一人のお声、お顔を思いながら、ここに心からお礼を申し上げます。 皆様ほんとうにありがとうございます。

 

まずはホームページ開設のご挨拶まで

 

紅茶専門アンナマリア

店主 花輪厚子

 

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